サガリバナ


双子葉、離弁花、 サガリバナ科 、 サガリバナ属、常緑、広葉樹、小高木。 用語説明
花期:夏 6月〜8月
高さ:約10メートル
熱帯や亜熱帯のマングローブ林などの湿地に生える。 日本では、奄美大島以南の島々に生える。
幹は灰褐色で直立する。
葉は革質の尖った長楕円形で、縁が波打ち、 枝先に集まって互生する。
葉腋や枝先から垂れ下がる長さ20〜60センチの総状花序に、 直径4〜5センチの花がまばらに咲く。 花弁は4枚、萼片は2〜3枚で、長い雄しべが多数出る。 雌しべは長くて全体が赤い。
花を咲かせた長い花穂が多数垂れ下がる様は、見る者を圧倒する。
花は夕方開いて淡紅色〜白色の雄しべが目立つが、 朝には花がそのままの形で落ちる。 落ちた花は地面から生えているように見え、 日が出るとしおれてしまうが、水に浮いて流れることもある。 1つの花序には蕾がいくつもあり、毎日少しずつ咲く。
果実は長さ約5センチの楕円形の核果で4稜があり、水に浮き、 厚い皮で塩水にも耐えるので、 マングローブ林に満ちてくる潮に乗って流れてゆくことも多い。

(2018/9/22)


葉は枝先に集まって互生する。若葉の赤い時期がある。 (2018/9/22)


葉は先の尖った大きな楕円形。若葉の葉柄が赤い。 (2018/7/14)


葉は革質で縁が波打つ。 (2018/7/14)


葉は密に茂る。 (2019/11/29)


幹は直立し、灰褐色。 (2018/10/20)


双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る