ロウバイ
蝋梅
双子葉、離弁花、
ロウバイ科、
ロウバイ属、落葉、低木〜小高木。
用語説明
花期:冬 1月〜2月
高さ:2〜4メートル
幹は束生し、よく分岐する。
樹皮は灰褐色で皮目がある。
葉は有柄で、長さ15センチぐらいの卵形で、先がとがり、全縁で、
対生する。
蕾は、すでに前年の秋に、短い花柄で前年葉腋についている。
花は直径2センチぐらいで、
透き通るような黄色い花弁があって、芳香がある。
雄しべは5〜6本で雌しべは多数あり、
花弁と雄しべが螺旋状に配列する。
花は花弁と花弁状の萼からなり、
内側の花弁は小さくて紫色であり、
中ほどの花弁は大きく、外側の花弁は細い鱗片状となる。
(萼と花弁を合わせた花被片の数は16枚かそれ以上ありそうである。)
花後に花托が成長して樽形の偽果となり、
中に長楕円形で褐色のそう果が1〜4個ある。
6〜7月に偽果は褐色となる。
有毒植物である。
内側の花弁が紫色でなく、花全体が黄色いのは、
ソシンロウバイと呼ばれるものである。
内側が赤紫色で、花の色が薄く(白っぽく)、
葉がやや広いのは、ウンナンロウバイと呼ばれるものである。
ロウバイの基本種は花の内側が紫色。
厳寒期にもう咲いている。(2017/1/25)
ソシンロウバイは花全体が黄色。
ソシンロウバイ
ソシンロウバイ
(2009/1/8)
ソシンロウバイ
晩秋にはもう蕾が用意されている。(2015/11/30)
ロウバイの葉は先のとがった全縁の卵形で、対生する。
(2015/5/1)
樹皮は灰褐色で皮目がある。
株立ちした例。
(2018/1/14)
ロウバイの偽果。
ソシンロウバイの葉
ソシンロウバイの偽果(2017/5/19)
ソシンロウバイ
ソシンロウバイ
ソシンロウバイの古い偽果
ウンナンロウバイの偽果。(2016/4/29)
ウンナンロウバイ
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