アオギリ

青桐

双子葉、離弁花、 アオギリ科、 アオギリ属、落葉、高木。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:15メートル
別名:アオノキ
暖地に生える。
幹は直立し、樹皮は緑色であるが、古木では灰白色となる。
葉は長さ15〜25センチと大きく、掌状に3〜5裂し、基部は深く湾入する。 葉柄が長くて互生するが、枝先では密生する。 葉裏や葉柄には星状毛が密生し、葉裏は灰緑色となる。
雌雄同株で、枝先の大きな円錐花序に、黄白色の小さな花が多数咲く。 花弁はなく、花弁状萼片が5枚あって反り返る。 萼片の内側には長い毛がある。 花糸が合着して筒状となった雄花と、 膨らんだ子房から柱頭が突き出した雌花が同じ花序に混じって咲く。 雌花にも雄しべがあるが退化している。
細長くて先のとがった袋果がつき、成熟前に5つに裂開し、 直径4〜6ミリの黄褐色の種子が袋の裂片の縁にくっついた形で現れる。 種子には5本の筋があり、袋の裂片は舟形となる。 種子は風で袋の裂片とともに飛ばされる。
材は黄褐色で、家具や楽器、下駄などに利用される。 種子は生薬として利用される。
中国南部原産。

葉は大きくて掌状に3〜5裂する。(2016/5/13)


若木の樹皮は緑色で平滑。(2016/5/13)


黄白色の小さな花が円錐状に咲く。(2017/7/14)


赤みを帯びた萼片が5枚反り返る。花弁はない。(2017/7/14)


雌花。子房が膨らみ始めている。(2017/7/14)


雄花。花糸が筒状に合着し、その先に葯が丸くかたまる。(2017/7/14)


幹が太くなると樹皮に縞模様ができる。(2016/9/15)


大きい木の幹は灰白色となるが、平滑ではある。(2016/5/13)


葉柄が長くて互生するが、枝先では葉が密生する。(2016/5/13)


(2017/7/14)


若葉は赤みを帯びる。(2016/5/13)


秋に黄葉する。(2016/11/26)


夏に緑色の袋果ができる。(2017/8/23)


袋果は5つに裂けている。(2017/8/23)


秋に淡褐色になる。(2016/9/3)


丸い種子が袋の裂片の縁につく。(2016/9/3)


袋果はたくさんつく。(2016/9/15)


熟した種子には皺ができている。(2016/9/15)


種子のついた舟形の裂片が風で飛ぶ。(2017/9/19)


高木となる。節の間が長いので、枝は密でない。 (2018/2/10)


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