ウツボカズラ

靫葛

双子葉、離弁花、 ウツボカズラ科、 ウツボカズラ属、つる性、常緑、多年草。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜8月
根は小さく、茎は緑色のつる状で、他の植物によりかかる。
葉は長楕円形で互生し、全縁で、主脈が太い。
葉の先からつるをのばして、矢を入れるうつぼのような壺形の 補虫器をつける。 捕虫器の縁はすべりやすくて、虫が中に落ちるようになっている。 中に消化液を含む液体があって、落ちた虫を消化する。 捕虫器にはふたがあるが、壺の縁との間に隙間があって 密閉はされない(雨除けらしい)。
雌雄異株で、茎先から長くのびたつるの先に総状花序が出て、 黄緑色の小さい花をつける。4弁の花弁は反り返り、 雌しべ(や雄しべ)が突き出していて、臭気がある。
果実は液果状で、小さなイチジクのような形である。
多くの変種がある。
東南アジアなど、熱帯地方原産で、日本では温室や暖かい室内でないと 冬越しできない。



葉先に捕虫器がぶらさがる。 (2018/10/20)


葉は長楕円形で厚い。捕虫器の縁にふたがある。(2016/10/20)


捕虫器の縁は滑りやすい。
縁は内側に折り曲げたようになっていて、中に入った虫は出にくい。(2016/10/20)


双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る