シクンシ
使君子
双子葉、離弁花、
シクンシ科、
シクンシ属、常緑、低木、つる性。
用語説明
花期:春〜秋 5月〜9月
高さ:約3メートル
初めは低木状で細い幹が立ち上がっているが、
成長するとつる状となって、
長さ8メートルぐらいにのびる。
偶数羽状複葉が互生し、
小葉は長さ5〜12センチの全縁の長楕円形である。
古い葉が落ちると、複葉の葉柄が棘となって残る。
枝先の短い穂状花序に、
花冠の5裂する花が密生するように咲く。
萼筒が紐状に細く、長さ7〜9センチもあるので、
花柄のように見える。
花冠は夜〜朝の咲き始めには白いが、午後には赤くなる。
雄しべは10本、雌しべは1本あり、花に香りがある。
(夕刻の咲き始めは白くてその夜は香りで蛾を誘い、
翌日は淡紅色、翌々日は赤となって、
蜜によりハチを誘うのだそうである。)
果実は長さ2.5〜4センチの紡錘形で、5稜がある。
熟すと果実の先が裂けて、白い種子が現れる。
熱帯アジア等で見られ、日本では温室で育てるが、
温室ではほとんど結実しない。
生薬として利用される。
(2017/6/6)
萼筒が花柄のように長く、花冠は5裂する。(2017/6/6)
短い花穂から花が多数出てぶら下がる。白から赤へと変色する。(2017/6/6)
葉は偶数羽状複葉のように見える。(2017/3/30)
(2017/3/30)
小葉は先の尖った楕円形で、全縁。(2017/6/6)
羽状複葉の葉柄が棘となって残る。(2017/3/30)
幹は灰褐色で細く、縦筋がある。(2017/6/6)
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