クロベ
黒檜
裸子植物、
ヒノキ科、クロベ属、常緑、針葉樹、高木。
用語説明
花期:春 5月
高さ:25メートル
別名:ネズコ
亜高山帯などに生える。
幹は直立するが、岩地や風当たりの強い所では、
這うような形となる。
樹皮は赤褐色で平滑であり、縦に薄く裂ける。
枝は扁平に広がる。
葉は深緑色で長さ2〜4ミリの鱗片状であり、十字対生する。
葉裏に緑白色の気孔帯があるが、あまり目立たないことが多い。
雌雄同株で、雄花は紫黒色の楕円形であり、
雌花は黄緑色の小さなバラの花状である。両者ともに枝先につく。
果実は長さ約1センチの卵形の球果で、枝先に上向きにつき、
広楕円形の果鱗が6〜8枚ある。
初めは黄緑色で閉じているが、秋になると褐色になって開いてくる。
各果鱗に狭楕円状線形で翼のある種子が3個ずつ付いている。
似たところのある
ヒノキ
は、Y字形の気孔帯が明瞭であること、
球果が丸いことなどが大きく異なる。
(2017/10/10)
鱗葉が十字対生する。(2017/10/10)
葉裏の気孔帯は目立たない。(2017/10/10)
枝先に雄花がある。この写真は葉裏。(2017/10/10)
未熟の球果は黄緑色。(2017/10/10)
熟した球果は褐色になって開く。(2017/10/10)
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