ウキクサ

浮草

単子葉、 ウキクサ科、 ウキクサ属、水生、夏緑、多年草。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜8月
ウキクサには、茎と葉が一緒になったものとして葉状体がある。 葉状体は長さ0.5〜0.9センチの扁平な広卵形をしており、裏面は紫色を帯びる。 中央から10本ぐらいの根を水中に垂らす。
葉状体が基部から芽を出して数日で分裂するので、増殖が早く、 3〜5個の葉状体がつながっていることも多い。
秋に越冬芽をつくり、水底に沈んで冬を越し、春になると浮き上がる。関東地方では、初夏に急速に増殖するが、盛夏には増殖速度が鈍る。
花はほとんど咲かないが、ごく小さい(直径0.2ミリ)花が 葉状体から上に伸びた突起について実を結ぶことがある。
最も小さい種子植物である。

繁殖力が強い。


各々のウキクサは広卵形で、10本ぐらいの根を垂れ下げる。(2016/10/19)


分裂中のものがいくつもある。(2016/10/19)


緑色の親の下から同じ大きさの淡緑色の子供がゆっくり出てきて、数日で分裂する。(2016/10/19)


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