ミズアオイ

水葵

単子葉、 ミズアオイ科、 ミズアオイ属、湿生、1年草。 用語説明
花期:秋 9月〜10月
高さ:20〜40センチ
水田や湿地に生える。
根生葉は長さ10〜20センチの長い柄をもち、 先の少し尖った直径5〜10センチの心形で、厚くて光沢がある。 茎葉は柄が短く、葉身も少し小さい。 芽生え時の葉は披針形である。
葉より高くのびる花径に、 直径2.5〜3センチの青紫色の花が総状につく。 花被片は6枚ある。 雄しべは6本あり、うち5本は葯が黄色いが、 1本は葯が青紫色で花糸に鉤状の突起がある。 1日花で次々と咲いてゆく。
卵状楕円形で3稜のある刮ハができ、先に柱頭が角状になって残る。 熟すと茎が倒れ、しばらくして果実が水底に沈んで裂開し、 楕円形の種子がいくつも出てくる。
以前は除去のむずかしい水田雑草であったが、 最近は激減している。

6本の雄しべのうち、1本は青紫色で、5本は黄色い。(2016/10/5)


花は6弁で淡青紫色。(2016/10/5)


青紫色の雄しべの基部近くから突起が出ている。雌しべは白くて細長い。(2016/10/5)


蕾。(2017/10/3)


花茎の基部に苞がある。(2017/10/3)


根生葉は円心形で光沢がある。(2017/10/3)


指が絡んだように見えるのは未熟な果実。(2016/10/5)


水中に落ちそうになっている果実。(2016/10/5)


水中に太い根茎がある。茎葉は幅が狭い。(2017/10/3)


単子葉植物へ戻る
双子葉植物も見る
総目次へ戻る