ミクリ
実栗
単子葉、
ミクリ科、
ミクリ属、水生、多年草。
用語説明
花期:夏 6月〜8月
高さ:0.5〜1.5メートル
浅い水中に生え、地下茎で広がる。
葉は根生し、幅0.8〜2センチの線形で直立し、
基部は葉鞘となって茎をいだく。
葉の基部は3稜形となっており、
上部にゆくにつれて稜の高さが低くなるが、
葉の裏面では先の方でも主脈が稜となって盛り上がっている。
葉の厚い部分はスポンジ状で、さわると柔らかい。
また、葉先はあまりとがっていない。
葉に挟まれるようにして花茎が出て、その上部には多数の雄頭花、
下部には1〜3個の雌頭花がつく。花茎は短い枝を出すこともある。
雄頭花は直径約6ミリの球形で、雄しべが花被片より長く突き出す。
雌頭花は少し大きい直径7〜10ミリの球形で、白い柱頭が突き出す。
花径は葉より短い。
果実は長さ5〜10ミリの広倒卵形の堅果が球状に集まった集合果で、
堅果の先には柱頭が残って、栗のイガのようになる。
(2015/5/10)
葉の基部は3稜形となっている。(2015/5/10)
(2016/5/5)
葉先はとがらない。葉裏は主脈部分に稜がある。(2015/5/10)
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