アダン

阿檀

単子葉、 タコノキ科、 タコノキ属、常緑、小高木。 用語説明
花期:夏 月〜月
高さ:2〜6メートル
幹は灰褐色で、横広がりに枝を出す。 幹や枝から木質の気根を地面に向けて出して、 風などで木が倒れないようにする。 枝は直線的でなく、古い枝はたわんだりする。
葉は長さ1〜1.5メートルの線形〜披針形で、 左右交互に密生してゆく。 両縁と主脈上に鋭い棘がある。 古くなった葉は枯れ落ちるがその葉痕は残る。
雌雄異株で、雄株は長さ20センチ以上の総状の肉穂花序を出し、 多数の小枝に分枝して白い雄しべをつける。 雌株は軸の先に広楕円形の葉状の総苞を持つ花序を出し、 黄白色で楕円形の雌しべをつける。
果実は直径15〜20センチのパイナップル状の集合果で、 初めは緑色であるが、熟すと黄色くなる。
繊維は丈夫で、手芸品や綱などに利用される。
小笠原諸島に自生していたが、沖縄などでも栽培されている。

(2019/11/29)


葉は厚い線形〜披針形で、左右交互に密生し、 両端と主脈上に鋭い棘がある。 (2019/11/29)


幹は灰褐色で、木質の気根が支柱として出る。 (2019/11/29)


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