ジュラシックツリー


裸子植物、 ナンヨウスギ科、 ウォレミア属、落葉、針葉樹、高木。 用語説明
花期:夏 7月頃
高さ:35〜40メートル
別名(正式名称):ウォレマイパイン
現存する最古(2億〜1.5億年前)の種子植物で、 オーストラリアのシドニー西部にあるウォレマイ公園で、 1994年に発見された。
寒さには強いが、強い日差しと過湿は苦手である。
根元近くに多くの不定芽があり、 そのうちのいくつかが成長して株立ちしたあと、直立する。 樹皮は灰褐色でひび割れる。 冬に幹や枝の先にある芽が蝋に包まれて紅色になり、 春になると蝋が消えて成長を始める。
小さな線形の葉が密に並んだ枝が幹から出て、 その枝は分枝しないようなので、 これは羽状複葉のように思われ、 枝のように見えるのは複葉の葉軸で、 線形の小さい葉はその小葉とも思われる。 しかし、春に枝先から新しい枝が1本だけ出るので、 羽状複葉ではないかもしれないので、 ここでは、羽状複葉と小葉という言葉でなく、 枝と葉という言葉を使って説明する。
枝は幹の頂から同時に4方向に輪生して出るが、 その角度は段ごとにずれてゆき、 枝分かれする形をとらないので、樹形は円柱状となる。 葉は深緑色の線形で、 4つの方向に向きをそろえて枝に隙間なく並ぶ。 短い枝は斜上しているが、長くなると垂れ下がる。
雌雄同株で、雌花も雄花も枝の先につく。 雌花はイガだらけの楕円状であり、 雄花は赤褐色の円柱形でぶつぶつがあり、尾状に垂れ下がる。
球果は一面にとがった(長い)突起のある球形である。
オーストラリア原産。 野生の成木はわずかしかない希少種である。
「ジュラシックツリー」は日本でつけられた俗称であり、 正式名称は「ウォレマイパイン」である。

葉は線形で、密に互生する。(2016/11/26)


線形の短い葉が4つの方向に向きをそろえてびっしり並ぶ。
春に枝先に新しい枝が1本だけのびる。 (2018/5/19)


幹の頂から新枝が4輪生し、葉の基部は鱗状に枝を覆ってゆく。 (2018/5/19)


幹は灰褐色でひび割れる。(下部にある丸い痕は枝の落ちた痕?) (2016/11/26)


裸子植物-目次へ戻る
総目次へ戻る