イヌマキ

犬槇

裸子植物、 マキ科、 マキ属、常緑、針葉樹、高木。 用語説明
花期:春〜夏 5〜6月
高さ:約20メートル
幹は直立し、樹皮は白褐色で、薄く縦長にはがれる。
葉は密に互生し、長さ10〜15センチで、細長く扁平な広線形で、主脈が はっきりしており、触っても痛くない。
雌雄異株で、花は葉腋につく。雄花序は淡黄緑色で、 前年枝の枝先から何本も円柱状に立上る。 雌花は1センチぐらいの柄の先につき、その胚珠が大きくなって緑色の種子となる。
実は直径約1センチの核果状で丸く、 緑色の皮の中に種子があり、 熟すと白い粉をふき、その基部は赤い花床となって、 赤と緑の串団子のような形となる。 花床は食べられるが、種子は食べられない。
カクバマキという園芸種では、葉の縁が反り返り、葉先が角張る。



古い葉は濃緑色。


葉は広線形で、螺旋状に互生する。(2015/6/25)


葉の主脈が明瞭で、葉裏は淡緑色。


葉は密に茂る。(2012/7/7)


緑色の丸い種子の下で果床が膨らみ始める。(2016/7/28)


(2016/7/28)


膨らんだ果床は赤くなる。(2016/11/9)


種子は有毒だが熟した果床は食べられる。


発芽し始めた種子もある(右上)。果床のないのは何かの動物が食べたのかも知れない。 (2022/10/20)


幹の樹皮は薄く縦長にはがれる。


常緑高木である。 (2018/1/10)


幹は(同じ太さを保ったまま)すらりと高くのびる。(2022/10/20)


カクバマキ。葉の縁が反り返り、葉先が角張る。 (2018/1/7)


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